はじめて尽くしの4月9日
2017年4月9日は、『世界自閉症啓発デーin静岡』のイベント最終日でした。
語呂合わせで『良くなる日』の開催に、もっともっと静岡の街が、生き辛さを抱えている方々にも良くなることを願った1日でした。
昨日は静岡駅北口イベントスペースにて、成人した自閉症の子どもたちの作品のパネル展が開催されました。
企画から準備、広報まで諸先輩方の役員のみなさんが、自分の仕事の合間に進めてくれました。
私はただ一人の母として、お手伝いをしただけです。
駅前の地下イベントスペースで、通行人も多く沢山のみなさんが、足を止めてご覧になってくれていました。
また話しかけてくださる方々も、後をたたず私もたくさんお話しを聴かせていただきました。
昨日は10年前とは違う『空気』と『温かさ』を感じました。
マスメディアで、自閉症・発達障害の話題が取り上げられるようになった背景もあるでしょう。
そして当事者が自分の言葉では発信できないので、
代わりに私たちは余暇活動を通しての『ありのままの我が子の姿』を写真を通して、啓発デーイベントにて発信させていただきました。
私に声をかけてくれたある女性は、
あなたたち親が『ここにいることに意味があると思うよ』と言ってくれました。
私も2年前だったらできない行動でした。
娘が社会人4年生になった今だからですね。
40年前には、精神薄弱児と呼ばれていた時代。
保育園、幼稚園、養護学校にも行く事ができない時代もあったと(一部の地域)話してくれた方もいました。
先人たちが苦しみながらも、我が子の成長と社会への理解を求めての啓発活動は、決して平坦な道程ではなかったと今は想像もできます。
私もたった一人だったら、くじけてしまったでしょう。
とても何千人も通る駅チカでの理解を求めての啓発活動なんてできません。
仲間と一緒だから、出来た活動です。
昨日は様々な立場の方々から、沢山の想いを受け取りました。
足を止めてご覧になってくれた方々、
どうもありがとうございました。
2時間のお手伝いの後は、
ずっと気になっていたお店でひとりランチをしました。
『鯛だし茶漬け』とっても美味しかったです(*^^*)
そして帰りは、しずてつ新型車両のレインボーレッドにも乗ることができました。
レッドパワーをもらった気分で、
心地よい疲れを行動力に変換できた1日でした。
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